先祖についての「言い伝え」は正しいか?

家系図 ルーツ

第4

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1.家系図ニュース~仏壇をよく探すと大きな手がかりがあるかも!
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

最近、ご自身の家系調査についての相談電話やメールをよくいただくのですが、「ウチは先祖についての手がかりが何もないのですが‥」と、相談者が言われる場合であっても、「家の仏壇の中をよく探されましたか?位牌の中に過去帳が入っているなどという場合も結構あるのですよ」と、お話すると結構そのとおり、

「丸山さん、本当に過去帳が出てきました!江戸時代のご先祖のことも 書かれていました!ありがとうございます」

などという報告をいただくケースは多いです。年代の若い方であれば、実家の仏壇をよく探されてみると、それだけでルーツ探しの大きな情報が得られる可能性は高いものですよ。


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当事務所では「人権」については充分な配慮をして家系調査を行なっています。人権侵害に当たるような調査、他人の身元調査は受け兼ねますのでご了承ください。


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2.先祖についての「言い伝え」は正しいか?
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家系調査の情報といえば、家に代々伝わる口伝~つまり「言い伝え」があります。

有名な武将の血を引く。
○○の合戦で大活躍した。
江戸時代に大変繁盛した○○屋の創業者である。

‥などなど、色々あります。こうした「言い伝え」というのは事実であることが多いのでしょうか?

私の経験からいえば、完全に言い伝えどおりであることはほとんど無いと言えそうです。こうした口伝というのは、どうしてもその家の都合のいいように脚色されがちです。これは数々の歴史書が時の権力の都合のいいように書かれるのと同じで、当たり前のことです。

しかし、では全く信用ならないかといえば、そうでもありません。
必ず何らかの真実は含んでいると考えて間違いないでしょう。

たとえば、「○○の合戦で大活躍した」の大活躍の部分は脚色だとしても、その武将の家臣としてその合戦に参加していたのは本当であったり~ということです。それであれば、そこを基に調査をしていけばルーツをたどれるかもしれません。もし、「大活躍」の部分を信じてしまうと、大活躍した人物辞典のようなものだけ読んでみて「どうもウチの祖先はいない‥」という事になってしまいます。

口伝については「ここの部分は脚色されている可能性が高い」とか「ここを脚色するメリットは考えられないので、ここの部分を中心に調査を進めてみよう」というようにドライに分析すると有効かと思います。