戸籍を超えた調査実績

このページでは、当事務所の戸籍の範囲を超えてご先祖様探しを行う「200年たどるコース・400年たどるコース・1000年たどるコース」における実績を公開しています。

成果を判定する項目は2つです。
①名前:戸籍で判明した以上のご先祖様名を判明させられたか?
②暮らしぶり:古いご先祖様の職業や暮らしぶりなど、戸籍だけでは分からない事実を判明させられたか?

当事務所の調査判明率の目標は90%に設定し、おおむね達成されています。
 2015年判明率:88.1%
 2016年判明率:92.3%
 2017年判明率:93.3%
 2018年判明率:92.0%
 2019年判明率:88.8%
 2020年判明率:93.8%

もちろん100%の方が良いのですが、現実的に戸籍を超えた範囲では史料が一切残ってないケースも稀にあります。100%というのはあり得ない数字であり、それを達成しようとすると捏造でもしない限り不可能になってしまいます。

それでも判明率が0.1%でも上昇するように当事務所の代表者・丸山学は以下のような取り組みを行っております。


◎判明率上昇のための【取り組み1】

先祖調査を専門とし他の業務は一切行わない

代表者・行政書士丸山学(まるやままなぶ)は先祖調査のみに全精力を注ぎ、他の業務は一切行っておりません。

365日先祖調査のことを考えご依頼を通して関連する歴史書・郷土史を読みこみ、また関連する各地の文化財担当・学芸員(地域の古文書に精通されている)、歴史研究家、郷土史家、旧村町の庄屋・名主宅、ご依頼人家の同族に当る家や菩提寺と連絡を取り情報収集を行っています。

先祖調査という唯一点にだけ全集中し掘り下げている事により先祖調査の判明率を出来る限り押し上げるようにしています。


◎判明率上昇のための【取り組み2】

年間80件の戸籍を超えた調査で経験値が日々上昇している

当事務所では年間80件程度の新規先祖調査・家系図作成のご依頼を頂いております(これが一人の専門家が行える限界のようです)。

そのうち6割が「戸籍コース」であり、4割が「200年・400年たどるコース」など戸籍の範囲を超えて現地調査も行うコースです。

但し、戸籍コースにおきましても単に戸籍を取得して家系図化して終わりではなく、ご依頼人家の本籍地の郷土史料を国会図書館で読み込み、その地域の歴史も踏まえてその家の名字・家紋などから大元のルーツや歴史を推測して報告書を執筆させて頂いております。

その為に事実上、年間80件もの戸籍の範囲を超越した調査を行っていることになります。先祖調査は地域によっても現存する史料が異なり日々経験値が上昇していると実感しております。

 ※家系図作成の製作総指揮は、全案件について私(丸山学)が行います。

◎判明率上昇のための【取り組み3】

先祖調査データベースを作成し日々データを蓄積している

戸籍を超えてご先祖様のお名前や暮らしぶりに迫るためには「勘」だけに頼らないデータも重要です。

たとえば当事務所では幕末の各藩の藩士、明治期の士族名を中心としたいわゆる「武士名」で検索できるデータベースを作成しております。これにより、明治時代に北海道に渡った家の先祖調査で江戸期のご先祖様が実は長州藩士であった事が分かったりもします。

特に明治期の士族名などは各地域に点在する公文書から抽出する必要がありますが、日本各地で先祖調査を行っている丸山学は常にそうした意識を持ち各地でそうした記録を収集し独自のデータベースに入力し人名による検索を可能としています。

これを「ご先祖様探しスーパーデータベース」と名付けておりますがデータは当然に日々増えていっています。また、人名だけでなくどの町村(江戸期の町村です)にどういった古文書が残されているかという事もデータベース化しています。


◎判明率上昇のための【取り組み4】

古文書読解の精度を上げている

特に戸籍を超えた範囲での調査では各地に残る古文書(各町村で江戸期に作成していた文書)の読解が必要となります。

江戸期のものですので全て筆で「くずし字」で書かれています。これを読解できなければ江戸期の先祖調査は出来ません。

代表者丸山学は自分の古文書読解のスキルを確認するためにNHK学園の古文書講座を受講し基礎コース(12回)、応用コース(8回)の全20回の課題で全てA評価を頂きました(これにより古文書インストラクターの資格を取得)。

古文書インストラクター


古文書の読解は最重要ですので仕事以外に毎日欠かさず勉強を続けております。


◎判明率上昇のための【取り組み5】

歴史研究者・郷土史家との繋がりを重視している

これまでの膨大な先祖調査のなかで多くの歴史研究者(高名な方もいらっしゃいます)や郷土史家、学芸員の方にお力をお借りして交流を続けています。

先祖調査のなかでは各時代・地域における歴史知識が重要であることは言うまでもありません。そうした先生方から勉強させて頂いた知識もまた先祖判明に大きく寄与しております。


上記のような取り組みの結果として年々判明率は上昇していると実感しております。 判明率100%は無理な世界ではありますが、そこに少しでも近づきたいと考えて取り組んでいます。

 


【ご参考資料】
調査実績 期間:2010年(平成22年)1月~12月 判明率89.1%

  名前の判明 暮らしぶり判明
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