必要な古文書の在り処を探す作業が最重要

家系図 ルーツ

第103

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1.家系図ニュース~書籍『自分でできる家系図』が重版になりました
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

昨年の夏に出版しました書籍『自分でできる家系図』(二見書房)が、おかげさまで重版になりました。ご購入をいただきました方、ありがとうございます。

特にこの本では、家系図作成にあたって戸籍を漏れなく取得し、内容を読み解く方法を理解しやすいように重視して執筆しています。

新しい戸籍から古い戸籍まで遡って取得していく様子が、図表を交えてステップByステップで描かれますので、自分で戸籍取得を行ってみたいという方にお奨めさせていただきます

■重版になりました!
⇒ 書籍『自分でできる家系図』(丸山学著 二見書房)


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2.必要な古文書の在り処を探す作業が最重要
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戸籍を超えたご先祖探しにおいては、自分が目的とする古文書~つまり、自家のご先祖様のことが記載された古文書がどこに存在するのか?それを突き止める事が成果の9割を占めるといっても過言ではありません。

もちろん、所在している場所が分かった後も、所有者にそれを閲覧させていただくための交渉や、その古文書の内容を読み解くことなどクリアしなければいけない問題は多々あります。

しかし、目的の古文書がどこに存在するのかを突き止める事に比べたらその後の事は大した問題とはいえません。それくらい「先祖探し」においては史料の所在探しが重要なのです。私なども、日々そこに心血を注いでいる訳です。

一昨日も広島県で、ご依頼人の古い本籍地の村の検地帳や土地台帳を閲覧し、戸籍では分からないご先祖様名やその暮らしぶりが明らかになりました。

しかし、当初はその古文書の存在がどうしても分からなかったのです。
現在その地域を含む行政区の役所に問い合わせても、当初は「その村の古文書が存在するという話は聞いたことがないですね」と、言われていました。
それでも、何とかならないものかと国会図書館で昭和40年頃に刊行された文献を読んでいましたら、そこに「○○町役場所蔵文書」として目的とする旧村の検地帳が存在する事が記載されていたのです。

但し、昭和の頃に「ある」と記載されている古文書も、平成になって二十年以上が経った現在では散逸してしまい「ない」というケースも多々あります。

ですから、昭和40年にあるとされたその検地帳も今では散逸しているかもしれないという不安がありました。何しろその「○○町」も既に合併で存在していません。しかし、その文献を基に問い合わせていった結果、現在、某市の某支所の倉庫に保管されている事が分かりました。
そこで一昨日、閲覧の許可をいただき出張してきた次第です。

…と、ここまでの「先祖探しにおいては古文書の在り処を探す作業が成果を決める」という事が今回のメインテーマなのですが、実は一昨日の調査には余談がありまして。古文書がある場所へ向かう雪の積もった山道で、車が雪の深い場所に入り動けなくなってしまいました。

除雪作業も済んでいない山道ですので、周りには誰も人がいません。
カーナビだけを頼りに進んできたので、援助を呼ぼうにも自分のいる場所を説明できそうにありませんでした(そんな時に限って全く地図を持たずに出かけてしまっていたのです)。

ところが、困っていたところ本当に運よく除雪車が来まして、その運転手さんに車を押してもらって雪から無事脱出を図ることが出来ました。帰りは帰りでレンタカーの古いチェーンが上手く外れずに絡み、JAFを呼んでタイヤを外すことに…

なんだか色々な方に迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。
古文書の在り処を探す事よりも、閲覧場所への往復の方がよほど大変な事態になってしまった今回の調査でした。まあ、こんな事もあります…
しかし、今から思うと雪の山道で崖から落ちなくて良かったです。皆様も雪道は充分にご注意くださいませ。