郷土史家の方にご協力をいただく

家系図 ルーツ

第121号 (2014年12月19日)

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1.家系図ニュース
~ご依頼人である安倍勇作様の家の歴史を書籍にまとめ国会図書館に納本いたしました
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こんにちは、行政書士の丸山学です。

今号からご登録いただいた読者の方も多いようです。新読者のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

私の方は日々、お客様からのご依頼を受けてご先祖調査・家系図作成を行っております。そうした調査から得た気付きなどを、時折、メルマガで配信させていただいていますのでお楽しみいただければ幸いです。

さて、実はご依頼人からの提案で新サービスが生まれようとしています。
それは、調査を完了したお客様の家の歴史を一冊の書籍として制作し、それを国会図書館にも納品し永久にこの世に遺すというプロジェクトです。

ご依頼が完了したあるお客様から、「そのような事をやっていただけませんか?原稿の執筆から書籍のデザイン・印刷、そして国会図書館に納本して永久にその内容を遺すというところまで全て丸山さんにお願いしたいのですが」という提案をいただきまして、スタートしました。
(もちろん、本のデザイン、挿入するイラスト作成などはプロの方にお願いします)

そして、その制作の途中で別のお客様に雑談でその話をしますと、「それなら、ウチのもやっていただきたいです」…という事になり、2冊同時に進行していました。

この度、そのうちの一冊、安倍勇作様の分が無事に出来上がり、先日、一緒に国会
図書館に納本してまいりました。
その時の記念写真がコチラです↓
https://twitter.com/marujimu/status/542238697907712000

これで、安倍家の歴史は国会図書館に於いて永久に保管してもらえる事になりました(もちろん、閲覧も出来ますので300年後の末裔の方も読むことが出来ます)。

この新サービスですが、きちんとサイトの方で告知をしようと思っていますが、忙しくてなかなか着手できません。来年早々に出来るとよいのですが…


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◆家系図作成サービス
調査範囲を戸籍取得だけに限るリーズナブルなコース
⇒ https://www.5senzo.net/60.html
 戸籍4系統+歴史探訪報告書コース
 戸籍2系統+歴史探訪報告書コース
 戸籍1系統+歴史探訪報告書コース

戸籍を超えて徹底的に文献調査・現地調査も行うコース
⇒ https://www.5senzo.net/62.html
 200年たどるコース
 400年たどるコース
 1000年たどるコース
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◆twitter『ご先祖探し実況生中継ツイッター』
⇒  https://twitter.com/marujimu

◆私(丸山学)の著作 重版3刷目『先祖を千年、遡る』(幻冬舎新書)
※目次・購入
⇒  https://www.5senzo.net/book-senzo.html
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2.郷土史家の方にご協力をいただく
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戸籍の範囲を超えた調査(つまり、江戸時代のご先祖様を解明する調査)を行う場合には、その土地(ご先祖様が本籍地を置いていた旧町村)の古文書があると有益です。

それは、たとえば検地帳であったり、宗門人別帳(江戸期の戸籍のような役割を果たした文書)であったりです。但し、こうした古文書はその土地によって現存している場合とそうでない場合があります。
また、現存している場合であっても、どこに存在しているのかは、まちまちです。

行政機関に寄贈されている場合もあれば、いまだに旧庄屋・名主宅に個人所蔵されている場合もあります。また、地域の共有物として公民館や区長宅に持ち廻りで保管されている事もあります。

ですので、まずはその土地の古文書を誰かが持っていないか?という事を聞いて回ります。私は行政書士ですので、まずは行政機関に問い合わせていく事が多いです。

今、手掛けている東北の「200年たどるコース」の案件でも、まず行政機関に片っ端から当たりました。一口に行政機関といっても「市」もあれば「県」もあります。さらには、色々な課や施設がありますから、とにかくどんどん聞いていきました。

結局、どこに聞いても「その村(ご依頼人の先祖が本籍地を置いた旧村)の古文書は知らないなあ」という反応でした。

そこで、ある行政機関(本当に小さな地元の歴史館のような施設)で、「この地域に詳しい郷土史家のような方はいませんかね?」と、お聞きし、その方の連絡先を教えていただきました。

その方は昔、役場に務めていて現在は観光ガイドをされているとの事でした。
実際に電話をして話を伺うと、本当に地域のことに詳しいです。
「○○地区の●●家なんですが」と、こちらが云うと「ああ、総本家が四郎さんのところだね」という感じです。

また、古文書について問い合わせると、すぐに「それなら○○家で今でも個人所蔵されていますよ」と、教えてくださり、ご紹介もいただきました。(もちろん、その為には信頼を得なければなりませんので、こちらの身分証明書や経歴を送ったりというやりとりは必要でしたが)

このように、先祖探しをしていく上ではとにかく地元に詳しく人脈も持つ郷土史家の方を探し当てることです。適任の方がいない事も多いのですが、こうした方の協力を得られると物事が良い感じで進んでいきます。