第１４０号 （２０１７年１２月２８日） ※読者数8,119人
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１．家系図ニュース～中央公論新社より出版決定（1月10日発売）
『ご先祖様、ただいま捜索中! ～あなたのルーツもたどれます』
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こんにちは、行政書士の丸山学です。
新年早々の1月10日に私の新刊『ご先祖様、ただいま捜索中! ～あなたのルーツもたどれます』（中央公論新社 ￥886）が出版になります。
今回の書籍では、実際にご依頼をいただいた中から３案件をご依頼人の実名入りで調査過程を詳細に掲載させていただきました（許諾をいただきました３名様、本当にありがとうございます）。
実際の案件で、かつ実名、そして実際の墓石なども掲載しておりますので臨場感がありますし、どのような史料を基にして最終的な系図作成に至ったのかも詳しく説明できています。
しかも、その３案件がそれぞれ非常に興味深いのです。（書籍中では実名を出させていただいてますが、Web上では仮名にいたします）
■Ａさんの案件（祖先は戦国期からの武士で江戸時代は岡山藩士）
岡山藩の上級武士であった４代目当主は「殿の手紙を持ち忘れて出立し、切腹して果てた」と代々口伝されています。現在からみて370年前の話です。しかし、調査を進めると意外な事実が浮かび上がってきました。真実に迫るカギは、岡山藩主・池田光政公の直筆日記にありました。その正保3年（1646）7月7日の生日記の画像も所蔵者（林原美術館）からお借りして掲載しました。そこに、依頼人のご先祖名が書き込まれていました。
■Ｂさんの案件
ご依頼人の名字を勘案すると、そのルーツは「源氏」「平氏」いずれもあり得るものでした。しかし、祖父の代に大阪に出てきて事業を始め今日に至るため、依頼人はルーツの土地である長野県のことはほとんどご存知ありません。
私が長野県の同族を訪ねてみますと、依頼人家のルーツに関わる様々な史料がありました。そして、古い墓石には本姓を表す「平」の文字が刻まれていることを発見しました。
依頼人家は、いわゆる桓武平氏の一族であり祖先は鎌倉幕府御家人であることが判明しました。
■Ｃさんの案件
こちらも祖父の代に東京に出てきた為に、ルーツの土地である新潟県については依頼人は全くご存知ありませんでした。口伝では祖父は、「新潟の実家を勘当になり若くして東京に出てきて苦労の末に一家を築いた」「しかし、故郷への想い捨てがたく昭和25年に上野駅から汽車に乗り込むも脳溢血で倒れて帰らぬ人となった」と、伝わります。
調査の末、祖父が向かおうとしていた家が判明し、私が調査に出向きました。そうしますと、こちらも意外な事実が…
…という感じです。
鳥取県立博物館にもご協力をいただき、貴重な分限帳や藩士の由緒書の画像なども掲載させていただくことが出来ました。
家系調査の実録としてスリリングに、そして調査ノウハウをあますところなく書き込みましたので、皆様のご先祖探し・家系図作成のお役に立てると自負しております。多くの方にお読みいただけると嬉しいです。
表紙の帯なども結構、凝ってもらいました。画像はコチラです↓
https://twitter.com/marujimu/status/945612657519869953
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２．「まぐまぐ大賞2017」に当メルマガが今年も入賞させていただきました。
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今年は就業時間内はご先祖調査・家系図作成で、夜になると上記書籍の執筆をしておりましたので、あまりメルマガが発行出来ませんでした（スミマセン…）。
それでいながら、今年も当メルマガが「まぐまぐ大賞2017」の専門情報部門４位に入賞させていただきました。
★専門情報部門ランキング
⇒ http://www.mag2.com/events/mag2year/2017/category/specialty.html
ご投票いただきました方には厚く御礼申し上げます。来年はもう少し、メルマガ発行を出来ればと思います。
さて、私のほうは仕事が終わらないので大晦日まで業務が続きそうですが、今年も読者の皆様には本当にお世話になりました。
皆様、良いお年をお迎えください。また来年、宜しくお願いいたします。
